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Volume 25 (2004/02/12)

デジタルスチルカメラ(DSC)を支える隠れたヒット製品、8ビット・マイコン (1/2)


進化するデジタルカメラ

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デジタルスチルカメラ(DSC:以下、デジタルカメラ)は、4000万台市場へと大きく成長しています。その要因のひとつは、CCDの高画素化による画質の向上にあります。1995年に25万画素だったのが、1997年に100万画素、そして2004年には1000万画素を超える一眼レフ・タイプのデジタルカメラも登場するなど驚異的な進化を遂げています。

高画質・高機能を謳った本格的なプロユース・モデル登場の一方で、とてもカメラとは思えないようなポケットサイズの超薄型な機種やプールや海でも使用できる耐水性に優れた機種など多彩なデジタルカメラが登場しています。これらのデジタルカメラは日常的に持ち歩くことを前提としており、生活シーンにすっかり溶け込んでいる感があります。複数の友人と集まると必ず誰かがデジタルカメラを持っているということも珍しくありません。運動会や結婚式など特別な日の記録から日常の生活シーンの記憶へとカメラの使い方が変化してきているのかもしれません。また、撮影画像の楽しみ方も変化しています。パソコンと接続し、簡単に編集できるので、テレビの大画面で撮影画像をスライドショーにして楽しむなど、デジタルカメラならではの普及の要因があるのです。そして、その普及は、デジタル家電にも影響を与えています。デジタルカメラはパソコンやプリンタだけでなく、DVD/HDDレコーダなどとつながるようになり、これからのデジタル家電はデジタルカメラ対応が必須になってくるのです。

さらに、デジタルカメラは動画までも範疇に取り込んでいます。動画機能を充実させた最新のデジタルカメラでは30コマ/秒の撮影に対応するなど、デジタルビデオカメラに匹敵する性能にまで迫っています。もちろん、画質や録画時間など課題は多く残っていますが、動画機能はデジタルカメラの進化のひとつの方向性に違いありません。

そして、デジタルカメラ普及の根幹となるのが、露出や絞りや感度などの知識がなくても誰でも簡単にきれいに撮影できるというオートマティック性能にあります。たとえば最新のオートフォーカス技術では、動体予測、コンティニュアス、エリア選択、3Dなどの機能があり、シャッターチャンスを逃さないようピントを合わせてくれます。


NECエレクトロニクスの8ビット・マイコン ラインナップ

このようなデジタルカメラの進化を支えているのが、マイコンやメモリなどの半導体技術です。なかでも、NECエレクトロニクスの8ビット・マイコンは、世界で生産されているデジタルカメラの半分以上に搭載されているという隠れたヒット製品なのです。2003年はデジタルカメラ向けの出荷数量が、月産200万個に達しています。NECエレクトロニクスでは、汎用マイコン開発の際に、デジタルカメラの技術動向を常にヒアリングし、適切なマイコン製品をラインナップすることに努めています。この開発姿勢がお客様に評価され、デジタルカメラの50%以上に採用されるという結果を生み出したといえるでしょう。この開発姿勢はデジタルカメラ以外のアプリケーションでも貫かれており、汎用マイコンでありながらさまざまなアプリケーションに対応する過不足のない機能と性能を備えることができました。NECエレクトロニクスの8ビット・マイコンはラインナップを拡充しながら(図1)、さまざまな用途で採用されています。



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