本ウェブサイトでは、JavaScriptおよびスタイルシートを使用しております。
お客さまがご使用のブラウザではスタイルが未適応のため、本来とは異なった表示になっておりますが、
情報は問題なくご利用いただけます。
2008年3月期業績と今後の取り組みについて
当期の半導体市場は、年度前半は低成長ながら堅調に推移したものの、年度後半にかけては世界経済の景気減速に伴うクリスマス商戦の不調や、メモリ等の価格下落などにより、半導体市場全体の出荷の伸び率は縮小いたしました。とりわけ、年度後半は、例年であれば北京オリンピック開催前という大きく需要拡大が期待できる時期にもかかわらず、需要の盛り上がりに目立った動きがなく、厳しい事業環境となりました。
このような事業環境において、売上については、前期に引き続きゲーム機向け半導体の売上が好調であっことに加えて、堅調な自動車向け半導体や「オール・フラッシュ・マイコン」の売上増などがあったものの、携帯話向け半導体やプリンタ向け半導体、デジタルカメラ向け半導体の売上が前期と比べ減少したことなどにより、当期の連結売上高は6,877億円と前期と比べ45億円の減少となりました。
一方、損益面については、研究開発費を中心に固定費の削減をすすめた結果、連結営業利益は51億円と前期と比べ337億円改善し、3期ぶりに黒字転換となりました。当期純損益については、早期退職優遇制度を実施したことや、米国子会社の繰延税金資産に対する引当金計上を行ったことなどにより、160億円の損失となりました。
当期には、前期に発表した経営方針の実行の第2ステップとして、当社相模原事業場の研究試作ラインを山形へ移管することや、2008年4月に国内の生産子会社6社をビジネスユニット単位に3社に統合するなど、製造体制の再構築を推進しました。さらにパワー半導体や自動車向け半導体の生産能力を増強するための新棟建設を決定するなど、注力分野の強化もすすめました。また、販売面においても、中国・四川省成都市に支店を開設、インド・バンガロールに駐在員オフィスを開設するなど、売上拡大に向けて、アジアを中心に販売網を広げています。先端技術の開発においては、将来の基盤技術となる32ナノメートル世代のプロセス技術において株式会社東芝との共同開発に着手しました。
引き続き、半導体の市況悪化時にも、利益を生み出すことのできる強靭な事業体質を構築すべく経営の効率化を加速してまいります。また、2009年3月期については、当期純利益での黒字転換を目標に事業運営を行っていく所存です。
*連結営業利益は「売上高」から「売上原価」、「研究開発費」および「販売費および一般管理費」を控除したものです。
NECエレクトロニクスの目指す姿
私は、NECエレクトロニクスを半導体のグローバルリーディングカンパニーとして、売上高営業利益率10%以上の収益性の高い会社にすることを目指しています。また同時に、当社の持続的な利益成長のためには、ステークホルダーの皆様の信頼にお応えすることが不可欠であると考えております。当社は、開発と製造の緊密な連携を礎に、当社の強みである高信頼性や低消費電力技術を活かし、お客様に高品質・高性能な製品を安定的に供給し、また、当社の製品を通して安心・安全で快適な社会の実現に貢献することを目指してまいります。
引き続き、ステークホルダーの皆様の信頼にお応えするNECエレクトロニクスを目指し、総力をあげて邁進する所存でございますので、変わらぬご支援とご指導を賜りますようお願い申し上げます。
2008年6月
代表取締役社長