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FAQ-ID : pw3-nnnn
| 0001 | 用語 |
|---|---|
| 0002 | 基礎:入力電圧に対する出力電圧 |
| 0012 | 基礎:保護/制限回路 |
| 0022 | 基礎:自立タイプパッケージ品の熱抵抗 |
| 0032 | 基礎:出力雑音電圧特性の条件 |
| 0042 | 基礎:3端子可変正出力電圧安定化電源回路の基準電圧 |
| 0052 | 基礎:uPC317の全損失の求め方 |
| 0003 | 応用:入力側と出力側のコンデンサ |
| 0013 | 応用:並列接続 |
| 0023 | 応用:低飽和レギュレータのGNDへの抵抗挿入 |
| 0033 | 応用:推奨出力電流 |
| 0043 | 応用:垂下特性 |
| 0053 | 応用:推奨条件外のVINでの動作 |
| 0063 | 応用:無負荷での問題 |
| 0073 | 応用:絶対最大定格での接合部温度と動作周囲温度 |
| 0083 | 応用:可変出力型の入出力間電圧 |
| 0093 | 応用:出力電圧特性の接合部温度条件 |
| 0103 | 応用:出力端子から入力端子へ付けるダイオード |
| 0113 | 応用:低飽和型の回路電流 |
| 0123 | 応用:可変出力型の出力電圧設定用抵抗値の決め方 |
| 0004 | トラブル・シューティング:2電源回路 |
| 0014 | トラブル・シューティング:出力端子のプルアップ |
| 0024 | トラブル・シューティング:可変出力型の出力のオープン |
| 0034 | トラブル・シューティング:負荷による出力電圧の低下 |
| 0044 | トラブル・シューティング:出力の発振 |
| 0054 | トラブル・シューティング:端子のメッキ |
| 0005 | 品名 |
FAQ-ID : pw3-0001最終更新日 : 2006/10
出力電圧
三端子レギュレータの特性のうち、もっとも重要な特性です。接合部温度、入力電圧、出力電流(負荷電流)を条件として、上限と下限が規定されています(これが出力電圧の精度です)。
設計時には、これらの条件を充分確認してください。なお、NECエレクトロニクスの三端子レギュレータでは、品名が出力電圧を表しています。
例 uPC2405AHF:uPC2400AHFシリーズで出力電圧が5Vのもの。
参考資料:三端子レギュレータの使い方
入力安定度
接合部温度(通常Tj=125℃)、出力電流の条件を一定としたとき、入力電圧をある範囲で変化させた場合の、出力電圧の変化を最大値で示します。この値が小さいほど、ICの出力電圧の安定度が高いことになります。
参考資料:三端子レギュレータの使い方
負荷安定度(出力安定度)
接合部温度(通常Tj=125℃)、入力電圧の条件を一定としたとき、出力電流(負荷電流)をある範囲で変化させた場合の、出力電圧の変化を最大値で示します。この値が小さいほど、ICの出力電圧の安定度が高いことになります。
参考資料:三端子レギュレータの使い方
回路動作電流
ICが動作するのに必要な電流です。入力端子からGND端子に流れる電流として規定します。
リップル除去率
入力電圧に含まれる交流成分(AC成分)が、出力電圧で減衰する比率をdBで示します。この値が大きいほど、入力電圧の変化が出力に現れにくく、よい性能といえます。
リップル除去率=20log(ΔVIN/ΔVO)[dB]
リップル除去率は、交流成分の周波数に依存します。NECエレクトロニクスでは、通常120Hzで規定しています。
出力雑音電圧
ICが動作すると、内部で雑音(ノイズ)が発生します。出力雑音電圧は、IC内部で発生した雑音が、出力として現れる電圧を実行値で示します。この値が小さいほど、オーディオ用や微小電圧を扱う回路の電源に適します。
最小入出力間電圧差
安定な出力電圧を得るために、ICに最低限必要な入力電圧と出力電圧との電圧差です。
入力電圧と出力電圧の差と、出力電流の積が、三端子レギュレータの入出力間の損失になりますので、この値が小さいほど、低損失で使用できます。
参考資料:三端子レギュレータの使い方
全損失
三端子レギュレータの全損失は、入出力間の損失と回路の損失の合計です。
つまり、全損失Pdは次式で表されます。
Pd=(VIN-VO)・IO+VIN・(Ibias+ΔIbias1)
(VIN-VO):入出力間電圧差
IO:出力電流
Ibias:回路動作電流
ΔIbias1:回路電流変化量
ピーク出力電流
三端子レギュレータは、過電流制限回路を内蔵しています。ピーク出力電流とは、過電流制限回路が動作を開始する出力電流値です。この値を越える電流を流そうとすると、出力電圧が低下します。
また通常、安全動作領域制限回路と組み合わされていて、入出力電圧差が大きい(入力電圧が高い)ときや、チップ温度が高いときには、より少ない電流で制限がかかるようになっています。たとえば、1A出力のuPC2900シリーズの場合でも、入力電圧が高かったり、チップ温度が高かったりすると、1A未満でも制限回路が動作して、出力電圧が低下することがあります。
参考資料:三端子レギュレータの使い方
出力短絡電流
事故などで、出力端子がグランドと短絡(ショート)状態になったとき、出力端子から流出する電流です。この値は、過電流制限回路の特性で決まります。つまり、入力電圧が高く、チップ温度が高いほど、電流を制限します。
注意 信頼性を保証する項目ではないので、連続的に出力を短絡させないでください。連続的な出力短絡に対する保証が必要な場合は、外部回路で対応してください。
出力電圧温度変化
出力電圧は、チップ温度によって変化します。出力電圧温度変化は、チップ温度が0~125℃の範囲での、出力電圧の変化量です。この値は小さいほどよいのですが、保証値ではないので、出力電圧の温度変化を要求する用途には通常使えません。温度変化を保証しなければならない用途には、次の製品を推奨します。
uPC1093:可変出力シャント・レギュレータ
uPC1943,1944,1945:低電圧対応シャント・レギュレータ
起動時回路動作電流(起動時突入電流)
uPC2400Aシリーズのような低飽和型レギュレータは、出力段トランジスタにPNP型トランジスタを使用しています。このため、入力電圧が低いときにこのトランジスタが飽和して、入力からGNDに大電流が流れます。起動時回路動作電流は、この電流の最大値です。この電流値を越える電流が流れないと、レギュレータは正常に動作しません。
フの字垂下(フの字負荷)特性
出力電流を徐々に増加させたときの、出力電圧の変化を負荷特性で表します。IC内部の過電流制限回路が動作して、出力電圧が低下する直前の出力電流をピーク出力電流(IOpeak)といいます。また、過電流制限回路の作用で、出力電圧が 0Vになるときの出力電流(IOshort)を出力短絡電流といいます。
ピーク出力電流が出力短絡電流より大きければ、カタカナの「フ」の字形の「フの字垂下特性(フの字負荷特性)」となり、等しければ、逆「L」字形の「定電流垂下特性(垂下特性)」となります。

(2006/10)
FAQ-ID : pw3-0002最終更新日 : 2009/03
(2009/03)
FAQ-ID : pw3-0012最終更新日 : 2006/12
(2006/12)
FAQ-ID : pw3-0022最終更新日 : 2005/12
(2005/12)
FAQ-ID : pw3-0032最終更新日 : 2006/10
| 項目 | 略号 | 条件 | MIN. | TYP. | MAX. | 単位 |
| 出力雑音電圧 | Vn | TJ=25℃,10Hz≦f≦100kHz | 40 | 200 | μVrms |
〔関連FAQ〕
電気に関する単位の意味は?
(2006/10)
FAQ-ID : pw3-0042最終更新日 : 2007/03
■UPC317は3端子電圧安定化電源ICですが、外部で出力電圧を任意に設定できます。そのために、基準電圧(VREF)の規定をし、公表しています。
■基準電圧(VREF)をもとに所望の出力電圧を簡単にR1とR2で求める事ができます。以下に、その動作を説明します。


Vo=R2(IADJ+VREF/R1)+VREF
≒R2×VREF/R1+VREF (IADJ:ADJ端子流出電流を無視する)
=(1+R2/R1)×VREF
関連FAQ:3端子可変正出力電圧安定化電源回路(uPC317)における出力電圧設定回路用抵抗値(R1及びR2)はどの様に設定すれば良いのでしょうか?
(2007/03)
FAQ-ID : pw3-0052最終更新日 : 2007/06
| PT | = | (VIN-VO)・IO+VIN・Ibias |
| (VIN-VO):入出力間電圧差 | ||
| IO:出力電流 | ||
| VIN:入力電圧 | ||
| Ibias:回路動作電流 |
PT=(VIN-VO)・IO+VIN・IADJ 但しIOにてIbias①を含む
PT=(VIN-VO)・IO
(2007/06)
FAQ-ID : pw3-0003最終更新日 : 2007/10
|
1.電解コンデンサは低温(0℃以下)で著しく容量が減る製品があります。 お客様がご利用の温度において所定の容量が確保できている必要がございます。 2.一般に電解コンデンサは 100~120Hz という低い周波数で容量を測定して います。周波があがると著しく容量が低下する製品がございます。 三端子レギュレータは 1~3MHz 付近で発振します。 従って 1~3MHz 付近の周波数で所定の容量が確保できる必要がございます。 周波特性が悪いコンデンサをご利用になる場合には、並列に高周波特性の良い コンデンサを入れるなどして発振を抑える対策が必要です。 |
(2007/10)
FAQ-ID : pw3-0023
FAQ-ID : pw3-0033
FAQ-ID : pw3-0053最終更新日 : 2006/09
(2006/09)
FAQ-ID : pw3-0063
FAQ-ID : pw3-0073
FAQ-ID : pw3-0083
FAQ-ID : pw3-0093
FAQ-ID : pw3-0103最終更新日 : 2006/05
(2005/12)
(2006/05)
FAQ-ID : pw3-0113最終更新日 : 2006/10
| 項目 | 略号 | 条件 | MIN. | TYP. | MAX. | 単位 |
| 回路動作電流 | IBIAS | Io=0A | 2.0 | 3.0 | mA | |
| 起動時回路動作電流 | IBIAS(s) | VIN=3.1V,Io=0A | 10 | 30 | mA |

(2006/10)
FAQ-ID : pw3-0123最終更新日 : 2007/03

(2007/03)
FAQ-ID : pw3-0004
FAQ-ID : pw3-0014
FAQ-ID : pw3-0024
FAQ-ID : pw3-0034
FAQ-ID : pw3-0044
注 低飽和型/負出力型の三端子レギュレータでは、等価直列抵抗の小さい(低インピーダンス)コンデンサを出力に使用してください。