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特性記号について


定格に関する用語

文字記号は「定格」の意味を含んでいませんが、便宜上含ませている場合が多いので、そのまま記載します。


特性に関する用語

カタログ、規格表などには、特性値を一定条件における最大値または最小値で表示しています。ここでの「最大」、「最小」は特性値の分布の上限、下限を意味しています。この意味での「最大」、「最小」は以下の説明では省略しています。
以下に用いる「最大の…」「最小の…」という語は、1個の素子を対象として「その素子が有する最大の…」、「その素子に必要な最低限の…」という意味をそれぞれ表わしています。
特性項目によっては、「ピーク」、「繰り返し」などの語が付加されている場合がありますが、これらは主に試験法が異なることによりますので、本質的な差はありません。したがって、これらの語も省略します。


1.共通項目

1.1 定格


用語 略号 説明
定格許容損失
Rated Permissible
Power Dissipation
P 指定された条件で繰り返し消費できる最大許容電力
定格最大接合温度
Rated Maximum
Junction Temperature
Tj 動作中許容し得る最高の接合温度
保存温度
Storage Temperature
Tstg 素子を劣化させることなく保存できる温度範囲
定格サージ逆電力
Rated Surge Reverse
Power Dissipation
PRSM 指定の温度、逆電力波形で非繰り返しで許容し得る逆電力のピーク値



2.サージ・アブソーバ・デバイス

2.1 特性


用語 略号 説明
ブレイクオーバ電圧
Breakover Voltage
VBO アノードとカソード間に指定された電流を指定された時間流したときの逆方向電圧
逆電流
Reverse Leakage
IF 指定された逆方向電圧による逆方向の漏れ電流
端子間容量
Capacitance
Ct 指定されたバイアス電圧をアノードとカソード間の逆方向に印加したときの指定周波数におけるアノード端子とカソード端子の間に現れる容量
静電気耐量
E.S.D. Voltage
- IEC61000-4-2に規定される試験回路の放電電極-アース・リターン・ケーブル間にダイオードを入れ、Cサージ放電を行ったときに耐えうる静電気電圧



3. ノイズ・クリッピング・ダイオード

3.1 特性


用語 略号 説明
降伏電圧
Breakdown Voltage
VBR アノードとカソード間の逆方向に指定された電流(IT)を指定された時間流したときの逆方向電圧
動作抵抗
Dynamic Impedance
ZZ 指定された電流(IT)の微少変化に対する降伏電圧の変化の割合
逆電流
Reverse Leakage
IR 指定された逆方向電圧による逆方向の漏れ電流
端子間容量
Capacitance
Ct 指定されたバイアス電圧をアノードとカソード間の逆方向に印加したときの指定周波数におけるアノード端子とカソード端子の間に現れる容量
静電気耐量
E.S.D. Voltage
- IEC61000-4-2に規定される試験回路の放電電極-アース・リターン・ケーブル間にダイオードを入れ,Cサージ放電を行ったときに耐えうる静電気電圧



4. 定電圧ダイオード

4.1 特性


用語 略号 説明
ツェナー電圧
Zener Voltage
VZ アノードとカソード間の逆方向に指定された電流(ツェナー電流)を指定された時間流したときの逆方向電圧値
ツェナー電流
Zener Current
IZ ツェナー電圧を測定するための基準電流値
動作抵抗
Dynamic Impedance
ZZ 指定されたツェナー電流の微少変化に対するツェナー電圧の変化の割合
立ち上がり動作抵抗
Knee Dynamic
Impedance
ZZK ツェナー電圧の立ち上がり部分に対する低い指定ツェナー電流の微少変化に対するツェナー電圧の変化の割合
逆電流
Reverse Current
IR 指定された逆方向電圧による逆方向の漏れ電流
ツェナー電圧温度係数
Zener Voltage
Temperature Coefficient
gZ 指定されたツェナー電流による指定された接合、温度変化に対するツェナー電圧の変化の割合