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ワイヤレスUSB(WUSB)とは


USBインタフェースは、機器の電源が入ったままでの抜き差し(Hotスワップ)やSCSI接続などに見られるID設定が不要なことから、これまでパソコンやその周辺機器、さらにはデジタルカメラ(DSC)やゲーム機など幅広い電化製品に入出力インタフェースとして採用されてきました。

また昨今、通信の接続線を無くす「ワイヤレス化」技術により、対応機器利用のエンドユーザは新しい利用シーンやメリットを享受できるようになりました。通信のワイヤレス化は、新たな利便性の提供および市場拡大、さらに新たな市場の形成を実現するポテンシャルを秘めています。

そこで、今までのUSBインタフェースによる有線接続を最新の無線技術を用いて拡張する、新しいインタフェース規格「ワイヤレスUSB(WUSB)」が策定されました。既にパソコンやデジタル家電の無線技術では、これまで有線接続だったLANがIEEE 802.11a/b/g無線LANとして普及しているのと同様に、USBインタフェースも今後同様にワイヤレス化が拡がり、PCおよびデジタル家電市場の活性化に貢献していくと考えられます。

ワイヤレス化により、USBの新たな利用シーンを訴求できます。


ワイヤレス接続イメージ

ワイヤレスUSB(WUSB)とIEEE 802.11a/b/gの無線LAN との関係

IEEE 802.11a/b/gの無線LANでは、高速タイプのIEEE802.11a/gでも通信速度は最大54Mbpsが限界理論値となっています。しかし、今後ますます要求が高まると予想される高品質動画のストリーミングやHDD/光学ドライブのデータ転送などには、さらに高速な通信方式が求められています。

ワイヤレスUSBは、USB2.0規格同様に最大480Mbpsのデータ転送が可能で、そのスピードを生かして、外付けHDD・CD/DVDドライブ・スキャナーなど周辺機器をワイヤレス化できるのがメリットです。大きさや形状をコンパクトにするために、入出力コネクタを極力排除した次世代ノートPCや、ハイビジョン映像を無線配信するデジタルAV機器も可能です。

ワイヤレスUSBは、通信範囲10m以下の近距離に特化して高速化を図った無線技術のため、従来の100m程度の通信範囲を可能とする無線LANとは共存する関係になると思われます。