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UWB(Ultra Wideband)とは


UWB(Ultra Wideband)は、元々はアメリカの軍事技術として開発された技術ですが、2002年2月に情報通信分野を担当する米国の行政委員会FCC(Federal Communications Commission)で特別な免許無しでの使用が認められた通信システムです。一般に、無線周波数資源は有限であるため、電波法によって様々な無線システムごとに利用可能な帯域が割り当てられています。これに対して、UWBは利用可能な周波数を3.1GHzから10.6GHzと非常に広い周波数帯域を利用する反面、単位周波数当たりの出力レベルを -41.3 dBm/MHzと既存の無線システムからみれば民生機器の放射ノイズレベル相当に抑えることにより、異なる通信システム間にて同じ周波数を利用可能としているのが特徴です。利用可能な周波数帯域がGHzを超えるため、高速な伝送が可能と期待されています。

物理層とMAC層の伝送方式には、業界団体WiMediaが規定した方式をほぼそのまま流用します。
物理層の伝送方式にMB-OFDM方式を採用しています。
OFDM方式では利用帯域内に多数の直交する搬送波を利用して伝送します。この方式はマルチパスによるS/N比劣化を押さえ、少ない電力で多くの伝送を行うことが可能となり、結果として低消費電力を実現できる利点があります。
併せて、UWBで利用する周波数帯域を500MHz程度の幅で分割し、周波数をホッピングさせて伝送するというマルチバンド方式を採用しています。この方法では無線の干渉問題が発生する周波数帯を取捨できるようになるため、規格の柔軟性を高め、他の無線インフラとの共存が容易になるのがメリットです。