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EMMAについて



EMMA

EMMAは、当社のデジタルAV機器向けシステムLSI製品群の愛称で、NECエレクトロニクス社の商標※です。特に「セットトップボックス(STB)」、「デジタルTV」、「DVDレコーダ」といったデジタルAV機器に、当社が昔から得意としてきた、MPEG信号処理をコアとした高品質で多彩な機能を提供いたします。その製品ラインナップは、デジタルHD信号処理や複数ストリーム信号の同時処理といった高度な機能を備えたハイエンド用途から、SD対応機器のワンチップ構成を実現するローエンド品まで、実に多彩です。

※日本、米国、シンガポール、韓国、イタリア、香港、英国、デンマーク、中国、台湾、フランスにおいて出願中


機能統合により多機能化/高性能化を進めてきたEMMA

図1 機能統合により多機能化/高性能化を進めてきたEMMA


STB/デジタルTV(STB内蔵TV)向け

EMMAは元々、欧州向けSTB搭載用の、MPEG信号処理デバイスの開発コード名※であり、その歴史はSTBと共にあったと言えます。 MPEGデコード単機能からスタートしたEMMAは、本来のMPEGデコード部分では、映像信号の同時複数処理やハイビジョン再生対応といった高性能化、周辺部分では、CATVや衛星TVのデジタル化に伴いMPEG2-TS形式の直接入力や、番組の課金処理のためデジタルデータ通信(QPSK)対応といった、高機能なSTBを安価に構成するための機能追加が行われ続けています。

※MPEGデコードチップは開発コード「Emma」、エンコードチップは「Claudia」と呼ばれていましたが、ワンチップ統合されたシステムLSIは「EMMA」と呼ばれ続けました。




DVDレコーダ向け

図2 DVDレコーダ向けEMMAロードマップ

日本を中心にここ数年で市場が急拡大してきたDVDレコーダは、MPEGデコード機能に加え、アナログ放送の録画用にMPEGエンコード機能を加えたデバイスがコアとなります。この用途向けのEMMAは、MPEGデコード部分はSTB向けと同等コア、エンコード部にはSD品質動画のMPEG2エンコード機能が付加されています。
またDVDレコーダは、市場の円熟化に伴い、コストダウンが強く求められている現在では、周辺デバイスのワンチップ統合が不可欠です。デジタルカムコーダからのデジタル録画に対応するためにDVコーデック機能、小型で廉価なDVDレコーダを設計可能にするためDVDドライブ制御機能(SCOMBO3EX相当)の統合、などの進化を遂げています。
しかし開発の中心となるのは、高画質対応など基本機能部の性能向上です。「第三回モノづくり部品大賞(日刊工業新聞主催)」で「電気・電子部品賞」に選出された「EMMA2RH」は、基本機能部においてHD品質動画の2ストリーム同時デコードを可能にした点が大きな特徴です。このうち1本をSD品質2ストリーム処理に割り当てることも可能という柔軟さをも併せ持つので、デジタルハイビジョン対応に加え、まだ現存し主流であるアナログ放送も快適に楽しむことが出来ます。
更に、周辺デバイスを統合し続け、ワンチップ化によりセットメーカ様のコスト削減へ大きく貢献したことも、同賞受賞の大きな決め手となりました。
2006年12月には、HD DVDプレーヤ/レコーダ向けに「EMMA3」を世界に先がけ出荷、H.264、VC-1などの次世代コーデックに対応いたしました。




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録画機器の歴史とEMMAについて