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ハイエンドサーバ/ワークステーションに必要とされる、大容量かつ広帯域なメモリシステムを既存のSDRAMで実現するためのデバイスが、AMB(Advanced Memory Buffer):µPD720900です。AMBは、FB-DIMM(Fully Buffered DIMM)のチャネル・インタフェース部分、およびDDR2メモリとのインタフェース部分に使われるデバイスです。
µPD720900が持つメモリ・インタフェースは、汎用のDDR2メモリ(533/667/800MHz)に直接接続することができます。またFB-DIMMチャネルに対しては、JEDEC標準に対応したバス・アーキテクチャーを実現するべく、3.2/4.0/4.8Gbpsの転送速度を持つ高速シリアルI/Oを使い、高速でかつ広帯域なFB-DIMMチャネルを提供します。
この高速チャネルによって、µPD720900は、ホストであるメモリ・コントローラと複数のFB-DIMMをディジー・チェーン形式で接続します。このディジー・チェーンには最大8枚までFB-DIMMを接続することが可能であり、これにより大容量の主記憶部を構成することができます。またディジー・チェーンを実現するため、µPD720900は自らのDIMM上にあるメモリへのアクセス・リクエストを受け付ける機能、および自分以外のDIMMに対するアクセス・リクエストの転送を行う機能を持っています。これにより、デイジー・チェーン上で接続されるDIMMの枚数に対し、その柔軟性を確保しています。
µPD720900はサーバ/ワークステーション分野で主流になるであろう業界標準のアーキテクチャーを採用することにより、サーバ/ワークステーション、ルータ、グラフィックスコントローラといった応用分野を広くサポートします。FB-DIMMで構成された主記憶システムは、既存のスタブ型バスと比べ、メモリ容量や信号品質、コスト削減などを劇的に向上させます。NECエレクトロニクスでは、μPD720900によって、品質/可用性/保守性の点で高いレベルが望まれる、これらのシステム要求にお応えしていきます。